晩秋の山歩き 妙義山・滝子山 [登山]
今年の紅葉は、秋に夏日が続いた為か今一つの感じだが、落ち葉を踏んで歩くのは気持ちが良い。
13日、子供の頃父と一緒に、長野に居る父の親友の家に行った時、汽車の窓から見えたデコボコの岩山;妙義山に行った。
数度長野に行ったが、必ず昼の12時頃横川駅に着く汽車に乗った。横川に着くと駅弁の釜めしを買って昼食となり、その前後に妙義山の異様な姿を目にした。
岩の山だが道が整備されていて、山の中腹はハイキングコースになっている。
鎖場が有ったり、奇岩を見るのは楽しい。
帰りはコンニャクと下仁田ネギを買って来た。
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23日は中央線の大月辺りから見える姿が綺麗な山;滝子山にいった。
笹子駅から初狩駅まで約7時間の行程だった。
山を見る方向でかなり山容が違い、笹子側から見える滝子山は三角垂の形ではなかった。山の中腹から上はすでに紅葉が終わっていた。
落ち葉を踏みしめて歩くのは楽しい!
早くも北斜面にはシモバシラソウが氷の花を咲かせ、枯葉の上にはメレダイアの様な氷が付いていた。
下りにモミジの下で”モミジより団子”とばかりに笹子餅を食べて、元気復活!
一気に冬? 爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳~五竜岳 [登山]
今年の夏山は雨に祟られて、夫婦揃って消化不良をおこしていたが、夜行バスの運行表を見ていて突然思いたち、連休に北アルプスへ行って来た。
お彼岸中に出かけるので、手作りの おはぎと煮物を仏壇にお供えして、ご先祖様に許しを請うてからでかけた。
9月の初め、6泊7日で行く予定だったコースをショートカットして爺ヶ岳から登ることにした。
冷池山荘から爺ヶ岳
種池山荘まで晴れていた空に、ガスがかかって来て嫌な雰囲気だった。寒くて仕方がない。
爺ヶ岳の南峰を過ぎる頃からハイマツの葉が凍りついていた。
ハイマツ 凍えるチングルマ
一泊目の冷池山荘で、明日行く予定の鹿島槍・五竜岳の山頂付近は吹雪になっていると知らされた。体力・技量・経験の少ない人は鹿島槍南峰より先には行かない方が良いとも言っていた。
取り敢えず南峰に行って見てから・・・。と言う事でその日は眠りに就いた。
24日。朝4時に起き、鹿島槍に登って積雪が無い事を確認してその先を目指した。空気は冷たいが天気は最高!
日の出直前。上弦の月が残る
一日中素晴らしい景色を眺めながら10時間歩いて二泊目の五竜山荘に着いた。
五竜岳山頂直下
唐松岳から五竜岳方面を見る
25日の朝も4時に起きて唐松岳を目指した。
この日は八方尾根を下って、14時発のバスに乗る予定になっている。
12時にバスターミナルに着いたので、温泉で汗を流し・林檎舎(りんごや)で美味しい蕎麦を食べてからバスに乗った。
雨に祟られた夏山だったが、夏山のフィナーレを飾る素晴らしい山行だった。
雨の南アルプス [登山]
7月26日から8月1日まで南アルプス:光岳~荒川岳へ大縦走の予定だった。
26日13時頃、光岳登山口に有る聖光小屋に到着したが、早すぎたのか少々迷惑そうな顔が見えた。
来る途中で昼食を摂った蕎麦屋のポスターに<下栗の里>が有った。「アレぇ~何処かで見た様な・・・。」 サカイの引っ越しのコマーシャルの映像だった。
九十九折りの急斜面に集落が見えるが、下から見ると写真以上に急な斜面だった。
一緒に行った人が「毎日が修行の様な生活だろうなぁ~」と一言。
この日は山歩きは全く無く、翌日からいよいよ登山開始となる。
天気予報は余り良くない。8月1日頃まで傘マークが付いている。
27日朝4:30に朝食を済ませ出かけた。初めに易老岳を目指すが、途中から雨が降り始めた。
途中で追い越した2人組から光小屋の人に伝言を頼まれた。登山を断念すると言う。
少し登った所に1人で登っている人がいた。3時までに着かないと夕飯にあり付かないと心配そうだった。
県営の「光小屋」は3人以下のグループ・午後3時までに小屋に着かないと自炊をしなければならない。私達のグループは6人だったので食料持参で行っている。当然荷物が多くなる。
易老岳を経て光小屋まで結構キツイ登りだった。
お昼御飯は傘をさして食べ・休憩もゆっくりできなかったが、2時前に小屋に着いて荷物を置き、頂上に登った。
頂上と何も見えない展望台・光石を見てから小屋に戻った。
トイレの使い方(時間に寄って・大か小で使う場所が違う)、食事場所の使い方等説明が有る。
寝る場所にカーテンは無く、更衣室も無い。濡れた衣類を乾かす乾燥室も無い。
不便な山の中なので多くを望まないが、濡れた衣類を取り替えるスペースが欲しい。せめてカーテンは欲しい。
また、3時までに小屋に着かないと食事の提供が受けられないと言うのは如何なものか?
途中で会った1人山行の人は「何時に小屋に着けるか」、そればかりを気にしていた。そのためにオーバーペースになって危険は無いのか?
食事も3人までなら出すけど、4人以上は駄目!この訳も知りたい。小屋は30人以上泊れる。この日も私達以外に10数名泊っていた。
翌朝4:50に雨の中、小屋を出て易老岳まで戻り茶臼岳を経て聖小屋まで行く予定だったが、この先晴天に恵まれそうに無い事・聖小屋も乾燥室が無い事・台風6号の影響で静岡に出る道路が怪しい事等で、これから先の予定は再度来る事にして山を下りた。
次回は聖岳から荒川岳へ。今度は天気に恵まれますように・・・・。
14人で戸倉三山 [登山]
5月に予定されていた戸倉三山が雨で中止になったが、1日「夕方まで降らない」とリーダーの信念の下で実施され、前日発表の山行計画にも関わらず14名が参加した。
最近作られた「ハイキングクラブ四季」のホームページで「個人山行の参加呼びかけ」が活用されたものだ。
パソコンは・・・。と言っていた人も大いに利用して企画や写真の投稿をドンドンして欲しいと思う。
このコースはアップダウンが多く、夏山のトレーニングにはとても良いコースだと思った。
ハイキングクラブの会員は真面目に山登りをしているなぁ~!と感じた。憧れの山に登るにはトレーニングをしないと登れない。
しっかり歩いた後に、三つ葉・木イチゴのご褒美が待っていて、歩きながら採ったり・食べたり忙しい。野生の三つ葉は香りが強く、卵とじにして戴いたがとっても美味しかった。また木イチゴは赤い実とオレンジ色の実があり、赤い実は酸味があまり無く甘かった。
小金沢連峰 [登山]
21日の土曜日、久し振りに丸一日時間が取れそうなのでハイキングクラブの例会山行に参加した。
山らしい山をずっと歩いていなかったので、長い道のりを歩けるか心配しながらの山だった。
甲斐大和駅からバスで石丸峠登山口で下車し、大菩薩峠の近くにある石丸峠を目指して登った。
石丸峠~小金沢山~牛奥雁ヶ腹摺山~黒岳~湯の沢峠に下るコースで歩きでがあった。
山は木々の芽吹きが始まり、柔らかな緑に包まれていた。
石丸峠から小金沢山までは大菩薩と同じように笹が繁っていたが、牛奥雁ヶ腹摺山へ向かう尾根から可愛い花が見られる様になった。
オーレン フデリンドウ 初めて見たフタバアオイの花
と同時に私の足・内腿が攣り始めて大変な状態になってしまった
5月の山行で腿が攣ったのは去年の十二ヶ岳と同じで、昼食後に始まるパターンも同じ・・・。
食事中何か悪い予感がしたので夫に「ここから戻ろうかな・・」と言うと「コースの真ん中辺だから、どちらも変わりがないよ。」というのでそのまま「痛ぁ~い」を連発しながら最後まで歩いた
夏の高山に行くためには今から歩いていないと行けないので、時間を作ってトレーニングに励まなければならない。
リーダー・参加者にも夫にも迷惑を掛けた山行になってしまった。
湯の沢峠からバス停までいく道では可愛い花が疲れを癒してくれた。そして山菜のコゴミまで・・・。
チチブシロカネソウ(誰も花の名前を知りませんでしたが、会員の方が調べて下さいました)
四国周遊:剣山 [登山]
観光も順調に済んで、後は剣山に登れば目的が達成する。
四万十川の雨を除けば、天気に恵まれ*雨の日は観光・晴れの日に登山*が進んで行った。
観光名所:坊ちゃんの間・桂浜・鳴門海峡・金剛福寺(寄付をすると敷石に名前を書く事ができる)
いよいよ剣山登山だ。
前日の内に登山口である見ノ越に着いていたので、車の中で一泊し翌朝6時に起きて、登山口である神社の鳥居をくぐった。
西島まで観光リフトが有るが、9時からでないと動かない。西島までは登り約50分なのでゆっくりと登る事にした。
西島からは3つのルートが有ったので、行程の一番長い一の杜・二の杜を通るルートで登る事にした。登山予定日の雨に備えて、予備日を設けていたため日程に余裕が有ったからだ。
刀掛の松から一・二の杜コースを行く。途中はツララや氷があちこちに。
登山中、地元の人に会った。「鹿を殺しに行く」と言う。「どうしたら美味しく食べられるか?」と言うのでシカ肉のステーキは外国では高級品である事、ステーキの焼き方を話すと「上手く仕留めたら肉を送ってあげる」と言う。少し期待したい。
剣山の頂上はかなり広い。 北アルプスの剣岳とは全く対照的だ。
頂上からの眺め:360度の展開だった。 三角点の上で
ゆっくり展望を楽しみ、見ノ越に下った。剣山神社の奥の院は縁結びの神様だそうで、少し下った所に有る御神水は若返りや病気平癒の御利益が有るらしい。
観光リフトの土産物屋兼食堂でうどんを食べていると、先程鹿を仕留めに行った人が帰って来た。
今日は駄目だったとの事、今度仕留めたら送ってあげると言うので住所と名前を書いて渡した。
頂上の小屋や食堂も今日で営業は終わりだそうで、食堂の人達が食べる”おでん”を御馳走してくれた。 皆さんから、時間が有るなら琴平さんに寄って行く事を進められたのでそちらに向かったが、忙しくお参りするのも嫌なので、この日の朝予約した鳴門の宿に行った。夕食はカキや鯛など海の幸がふんだんに有り、食べきれない程でとても美味しかった。(瀬戸内海の鯛は美味しい!)
翌朝,9:00から鳴門の渦が見られる予定だと聞いたので、鳴門大橋に有る渦の道から見学した。その後ゆっくり徳島港に行き、フェリーで東京の有明まで帰って来た。
四国では歩き遍路の方たちとたくさん会った。私達も「お遍路さん」をしようと思いたち、夫は早速図書館で「歩き遍路」の本を何冊も借りて来て予定を立てている。
四国周遊・2座登頂 [登山]
11月の20日から27日まで車で四国に出かけた。
本来なら、九州一周の旅と登山に出掛ける予定だったが、9月に胃癌の手術を受けたので、やむなく断念した。 「それなら四国」と言う事で出かけて行った。
休日高速料金の特典を利用して石鎚山・剣山の登山と観光を兼ねた旅だった。
瀬戸大橋を渡って行くはずが、鳴門大橋に行ってしまったが、この日は石鎚サービスエリアで一泊して、翌朝早く石鎚山に登る予定だったので、ほぼ計画通りと言って良かった。
四国は暖かいと思っていたのは大間違いで、朝は寒く・登山道の中腹過ぎからは数日前に降った雪が残っていた。
試しの鎖・一の鎖・二の鎖・三の鎖と鎖場が続いているが、斜面が凍っていたり・ツララが有って、鎖がとても冷たかった。
下は良い天気だったが、頂上付近はガスっていて周りの景色や尖った天狗岳は良く見えなかった。「もう一度いらっしゃい」と言う事でしょうか・・・?
頂上の神社には寒暖計が有り、この時の気温は3度だった。
登って来た道を帰って、次の目的地の道後温泉に向かった。
大姑娘(タークーニャン)山登山 [登山]
九寨溝・黄龍のハイキングを終えて、いよいよ本命の大姑娘山に向かう。九寨・黄龍空港から飛行機で成都まで戻り、車で大姑娘登山口の日隆まで行く。
途中、ここでしか見られない”黒いポピー”が有るらしい。
成都までの飛行機が大幅に遅れ、日隆に行く途中に寄る予定だった、パンダ保護センターには行けなかった。順調に下山できたら帰りに寄るそうだ。
日隆へ行く途中、峠に咲いていたブルーポピー
ブラックポピーが一株あった。
日隆ではチベット族の村長さんの家でバター茶とお菓子を御馳走になった。
明日の朝から、大姑娘のベースキャンプに向けて歩きだす。途中のお花畑が素晴らしいらしい!
ポピー・シオガマ・黄花サクラソウ等、花が一杯!
アタックキャンプと大姑娘山山頂
右から大姑娘・二姑娘・三姑娘(見えない)四姑娘山
下山は、ベースキャンプから馬に乗って登山口まで帰る事にした。馬の背でのんびりと歌を歌いながら下山するのは、登山を始めてから今まで無かった事初体験だった。
馬の背で はいポーズ!
高山植物が咲いている中を歩き回ったり(日本では全く考えられない事)、馬に乗って下山など、初めて体験した事ばかりだった。
大姑娘山の植物が保護されるのは何時かしら・・・?チョット気になる。
山菜を求めて六石山 [登山]
6月5日が晴れそうなので夫に「六石山に蕨でも摘みに行こうか!」と誘った。
ずっと研修や日本舞踊のお稽古で、歩いていないのに疲れていたので、気分転換をしたかったからだ。
前の晩9時過ぎに下浚いを終えて帰ったら、翌日の準備をしていてくれたので、5日の朝5:30に起きて奥多摩に行った。
5~6月のカレンダーを見せたいほど過密スケジュールなので、体が疲れていて思う様に歩けず、すぐに息が上がってしまう。当然休憩が多くなって、かえって歩けない状態になってしまった。
新緑に励まされて登ったが、六石山まで行けそうになかった。
「今日の蕨摘みは無理かな・・・?」と思っていると、以前来た時は マルバダケブキ がたくさん咲いていた所に蕨があちこちに出ていた。
2人でたくさん摘んだので、ここでお昼を食べて下る事にした。
奥多摩湖に降りると、鉢植えの花が無料で配られ、園芸用の土も配布していた。勿論それをいただいて、登り初めに摘んだ三つ葉・下る途中で採った筍・蕨を担いで帰って来た。
三つ葉は卵とじ・筍は揚げと煮て美味しく戴いた。そしてたくさんの蕨は、重曹と一緒に少しずつ近所におすそ分けし、あく抜きをして今日も食べた。(オイシイ)